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果たして僕らは暑さに勝てるのだろうか

ここのところ,極めて暑い.

仙台でも,厳しい暑さが続いている.

午前9時過ぎには,車なんて運転したくない.

恐ろしい季節だ.

 

昼間,散歩なんてすれば,頭に火がついたような感覚に陥る.

いやぁ,これって熱中症の初期段階なんだってね.

恐ろしや.

 

このような,極めて暑い状況下でも,子供は元気だ.

羨ましい…

 

子供の時にかいていた汗は,そうベタベタしていなかったように記憶しているが,

やはり,成人を過ぎると途端にベタベタするものなのだろうか,

きっと悪いものも一緒に排出されているに違いない.

 

昨夜の酒,今朝飲んだコーヒー,昼前に読んだ嫌なメール,昼過ぎの会議室の空気…

無垢な子供達が羨ましい,ほんとに.

 

それでも,最近は高温多湿の不快な環境を少しでも改善すべく,

クーラー,ドライ機能が大活躍,あぁ快適なり.

以前,

夏場はクーラー18℃で過ごすべし,
 
いや,電気代なんか気にしちゃいけないよ,
 
軽井沢へ行ったと思えば安いモンさ,

なんていうこと言ってた人いたけど,どうなんだろか.

一理ありそうで,何となく生物学的に間違っている気がする.

その感覚は大事ではある,と思う.

 

しかし,ずっとクーラーの効いた部屋にいれば,

いずれ体壊すぜ,っていう不快な予言をされるわけだ.

タコの予言に似ている.

気味が悪いし,偶然としか言いようがない.

体を壊すというのは,何も涼しいところへずっといるから,というわけではないだろう.

そうじゃなくても,体を壊すときは,壊す.

そういう根も葉もない因果関係に基づいた予言を信じるようになったら,人間おしまいだね.

 

大体,タコの予言で大喜び,っていうのがそもそも稚拙と言える.

我々は,その予言者を無残に切り刻んで,たこ焼き,なんかにしているわけで,

予言者は,自分の将来すら予言できないわけだ.

その壷に入ってしまうと,いずれ引き上げられて,喰われてしまうぞ.

ぬめりを取るために,洗濯機の脱水をされるぞ,

っていう,自分の命に関わることすら,予言者には予言できていないわけだ.

 

いや,予言した上で,最善が蛸壺に入り,引き上げられて,人に喰われる,

ということかもしれない.

 

…あぁ,ばかばかし.

 
 

今回申し上げなくてはいけないことは,

空調で快適に制御された空間にいることは悪い事か?

という問に対する,回答案である.

 

まず,一見して,生物たるもの自然とともに調和し,生きていくのが筋,

したがって,クーラーなど使うのはおかしい.

生物学的に間違っている.

という,答が思い浮かぶ.

 

そうかもしれない.

なぜなら,あるとき未曾有の大災害が起きて,全てのライフラインが絶たれたとしよう.

当然,電気,ガス,水道,全て使えなくなるわけだ.

そうしたとき,クーラー等を用いた,

人工的に制御された空間に慣れた体は,突然自然界へ放り出されることになる.

 

つまり過酷な環境の中でも,少しでも快適な場所を探し,さまよわなければならないのである.

そこに辿り着ければ,生存率は上がるだろう,

しかし,不幸にも失敗した場合,最悪死んでしまうかもしれない.

 

つまり,人工的に制御された空間に慣れてしまう,ということは,

自然界に対してもろくなってしまうぞ,という流れのロジックで,

クーラーの効いた部屋にずっといることは,生物学的に良くない,と言えるのだろう.

 

しかし,一方で人類は地球環境で生活することを諦めようともしているように思える.

どういうことかと言えば,

地球環境が壊滅的になったときに,地下や海底に住まざるを得ないかもしれない.

そういう場所は,地球表面とは全く異なった世界である.

もしあらかじめ用意しておいたならば,きっと快適に制御された空間だろう.

また,宇宙に住もう,となったときも同じである.

そうなれば,地球表面の環境に順応していることが,生物学的に正しい,

なんて言えなくなってしまうわけだ.

 

一見極論であるが,我々が今生活している空間は,完全に自然界ではなく,

ある程度人工的に制御されているのだ,ということに気づかなくてはならない.

家庭でも,電車でも,オフィスでも,飲み屋でも…

つまり,人工的に作られた環境で過ごすことの方が多いのである.

であれば,自然界に合わせて生きなくてもいいじゃないか,

むしろ,人工的に作られた快適な環境に,いち早く順応する能力こそ,必要である.

 

クーラーの効いた部屋で,冷え性云々,それこそ愚の骨頂なのだ.

つまり,運動不足や睡眠不足による体調不良を,例えば,クーラーのせいにするわけだ.

だったら,クーラーを使わないようにしましょうか,となれば,皆嫌がるだろう.

更に体調が悪くなるかもしれない,恐ろしや,負の連鎖.

 

そういうことで,クーラーの発明自体が恨めしく思えてくるのだが,

将来的に人類が目指す,宇宙進出,火星や月に住み着くといった野望は,

如何に,人工的に制御された限られた空間で,自我を保ちつつ,また順応していくか,

ということが課題になるのだろう.

となれば,いま,我々が置かれている環境が,如何につらい条件であっても,それに順応するように進化していかなければならないのだ.

…あ,最近,ダーウィンの本買ったけど,読んでないや…

 

ということで,これからは,既に用意されていた環境に合わせて生きていくのではなく,

人工的な環境に対する順応性が求められるのである.

いつの間にか,皆,ニュータイプへの道を歩み始めており,

あと100年くらいしたら,真顔で「ララァ?」って言っている時代が来るのだよ.

 

うん,話が訳のわからない方向へ行ってしまったのだが,

人工的な環境によって,ひとときの快感を得ることは,

その後の過酷な環境へ飛び出した際の差が大きくなることを意味する.

つまり,人工的な環境というのは,自然環境を更に過酷に感じさせるのである.

 

そういう一連の修行に繰り返しによって,選り抜かれた新人類が,やがて宇宙に進出し,

人類は更に発展していくだろう.

 

なんだ,喜ばしいことではないか,

そう,暑い暑いと言って,肉体,精神の鍛錬に勤しみ,

更に過酷な環境に打ち勝っていかなければならないのだ.

 

それができなければ,宇宙ステーションで生きていくことはできないのであーる.

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