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最近私はバカになったのかもしれない

内田樹著

 邪悪なものの鎮め方

 日本辺境論

などを読むようになり,

読めば読むほど,うん,うん,そうだね.

と思うことが多くなった.

 

Kittelの熱物理学にしてもそうだ.

読んでいて,不思議に思うことがない.

ごもっとも,良い論理展開をするなぁ,

と感ずるのである.

 

かつては手を出さなかった幾多の本もそう.

開いてみれば,わかったような気がしてくる

 

このことに少し違和感を覚える.

 

かつて,電磁気学の教科書でガウスの法則を勉強したとき,

小一時間粘って,わからなかったのではないかと思う.

それは,数学をはじめとする学力の無さや,

集中力の無さである.

また,余計なところに思いを巡らすことも良くなかったように思える.

 

ただ,それは,良く言えば,

納得できるまでだまされないぞ,

という姿勢だったように思える.

 

しかし,今はどうだろう,

内田先生が書いたから,Kittelが書いたから,

そういうことで,全て了解してしまう.

 

もしかすると,脳が,理解できないところを一切飛ばしてしまい,

理解できるところだけを目で追うようになってしまったのではないか?

 

さらに言えば,自分が了解し,知っている知識をフィルターにして,

いろいろな本を読むようになってしまったのではないか?

 

そうだとすると,結局は新しい知識を蓄えようとしているのに,

自分のベクトルで内積を取るような愚行を自然に行ってしまっているから,

結局は,本当に新しい知識を深く考えることができなくなってしまう.

もし,自分の知識と直交している情報であれば,そんなもの脳が受け付けない.

 
 

そうなってしまいましたよ,という反省.

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