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twist -2-

twistは,

ねじる,ひねる という意味の他に,

捻挫する,寝違える

という意味がある.

Crickにも寝違える,筋違える,という意味がある.

Clickは,文字通り”クリックする”であり,

LとRの違いに注意したい.

 

さて,首を寝違えて早4日,

ずいぶん良くなった.

 

まだ首周辺に重い”なにか”を感じる.

一昨日の,数分に一度の”ズキ〜ン”という激痛はほぼなくなったが,

私生活にこれほどまで影響するものとは思わなかった.

 

まず,首が回らない.

いろいろな意味で首が回らない状況にあるが,

今回は本当に回らない.

今でも交差点を渡るのが恐怖である.

特に,今日のような祝日は道路がすいているため,

猛スピードの車もいる.

見た目が若いからと早く歩けるわけでもない.

思ったより世間は冷たいものだと感じる.

 

次に,案外人は,首に負担をかけている事がよくわかった.

文字を書く時,ビールを飲む時,おしゃべりするとき,

落ちた紙を拾うとき,車に乗る時,寝るとき,

あらゆるときに首に力がかかっている.

今回一番参ったのは,「おじぎ」である.

いっその事,おでこに,

「首を痛めて礼ができません」

と表示したくなるほどだ.

ここに,日本文化の恐ろしいところがある.

業者に対して,コンビニの店員に対して「おじぎ」ができないのだから,

相手からすれば,なんと無礼な,という感じであろう.

ただ,いちいち説明も厄介なので,説明しない.

こちらは,首を安静にしたいだけなのである.

 

また,首を痛めただけで,これほどまでに自暴自棄になると思わなかった.

首が動かないだけで,

会話,身振り手振り,歩行,電話,食事などが極めて困難になる.

その結果,意思疎通や通常の生活ができなくなる.

そして,あらゆる事に対して消極的になるのである.

そうなると,まっすぐ人を見る事も嫌になる.

電話がかかってきても出なくなる.

一番悪いのは,食事をとらなくなる事である.

すなわち,”ふて寝”状態で一日を終える.

 
 

さて,今回これだけがんばって書いているのには,理由がある.

それは,私の場合,一過性のものであるという事である.

老いれば,今の私よりももっと困難な方がたくさんいるであろう.

今回,私はバリアフリーというもののありがたさを痛感したが,

バリアフリーでない部分の方が圧倒的に多い.

また,世間は,こちらが非常に困った状況にある事など全く理解できないのであるから,

普通に接する.

その,「普通」が,極めて困難,危険に満ちているものなのである.

 

もし,なんか変な感じの人がいるな,と思ったら,

邪魔だどけ!

と思わずに,

もしかしたら,どこか調子が悪いのかな?

と感じた方がよろしい.

 

また,老人や障害を有している方々は,

思ったより苦しんでいると推測できる.

そういう人に対して,

優しく接する

ということは,非常にありがたがられるであろう.

特に強調したいのは,

接する

ということであり,

無視する

ということではない.

 

無視をする事は,

優しく接する

どころか,

冷たくあしらう

と何ら違いがないのである.

 

以上の事を,首を寝違えて,痛感した.

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